蓄音機?
昨日、オーストラリアのテレビを見ていたら、パプアニューギニアで、一旦逮捕されながら、犯罪者の引き渡し条約を無視して、ソロモン諸島へ、パプア軍の飛行機で、逃亡した弁護士のMoti氏について報道していました。
この事件、ちょっとややこしいので、事実関係は、ニュースサイトとかで確認していただきたいのですが、Moti氏の動いている映像を初めて見ました。オーストラリアの番組によると、どうやら、ソロモン諸島が、オーストラリアに対して、その性的虐待容疑のかかっているMoti氏を引き渡すことで、幕引きとなりそうです。
この件に関する、パプアニューギニア大統領、マイケル・ソマレ氏、の映像も、はじめてみました。とにかく、言動については、理解不能です。オーストラリアに対して、逆切れしています。
あと、驚いたのは、オーストラリアの番組の編集で意図的に切り取られた映像であることを割り引いてみても、パプアニューギニア、ソロモン諸島、バヌアツ等々の、太平洋の島国の首相達、仲良しです。同じ会議に、参加しているにもかかわらず、オーストラリア、ニュージーランドが孤立しているように感じました。
とにかく、オーストラリアは、論理的に話をしているのですが、太平洋の島国のヒトたちは、そういうのが、苦手です。パプアニューギニアが、条約を破ってしまっただけの話なのですが、オーストラリアに対して、「内政干渉だ！！」と、クレームをつけると言う、わけの分からないことになっています。
ちなみに、同僚教師は、「ソマレは、駄目。」と、ばっさりと、この件については切り捨てています。普段はカリスマ性のある人気の高い大統領なのですが、・・・。ちなみに、５０キナ札にソマレ氏の肖像画が印刷されています。
ANU（オーストラリア国立大学）の大学教授が、解説者として登場していたのですが、「ソロモン諸島は、政府が機能停止している。」、「オーストラリアとしては、今まで放置して来たのは、よくない。」「今回の事件が良い機会だから、援助を増やすべき。」と、コメントしていました。
番組の中でのパプアの扱いですが、容疑者が既にソロモン諸島にいるので、どうでも良いみたいでした。ソロモン諸島側も、パプアと同じようなことを言っているのですが、番組としては、「要は、ソロモン諸島政府が機能していないことに問題がある。」と、冷静に分析しています。容疑者が、オーストラリア政府に引き渡されることは、間違いないようです。
写真は、理科の授業の様子です。テスト向けの勉強もしているのですが、ちょっと蓄音機で、遊んでもらいました。「大人の科学 ベルリナー式円盤蓄音機」として、販売されているものです。本当は、手作りできれば良かったのですが、難しい、・・・。
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