ピンホールカメラ?

ピンホールカメラ

「光学」の分野を教えている同僚から、カメラの仕組みを教えてほしいと言われて、色々と話をしました。「日本だったら、ピンホールカメラを作って教えるけれど、・・・。」という話をして、コダックのホームページから、ピンホールカメラの作り方を説明した資料をプリントアウトして、わたしました。すると、「これと似たようなものを作った!!」と、同僚は、言うのです。
早速、見せてもらいました。写真のように、空き缶に穴をあけて、それを新聞紙で巻いただけのものですが、ちゃんと上下左右逆に像が確認できました。まさに、カメラの原理です。「3分で作った。」と、同僚は言っていました。作り方については、パプアの教師用指導書に載っているそうです。
同僚と話をしていて分かったことですが、「こんな簡単な原理が、本当に今の市販されているカメラとか、さらに、デジカメとかに使われているのか?」ということが知りたかったのだそうです。もちろん、今のカメラでも、この原理は使われています。モーターについてもそうなのですが、なんとなくパプアの教科書とか、教師用指導書をどこまで信用していいの?っと、思いながら教えているようです。というか、疑問を持つのが当然ですが、・・・。そういう疑問を、率直に聞いてくれると、とっても嬉しいです。
日本だったら、ピンホールカメラのキットを買ってしまうかもしれない、・・・。節約しないと、・・・。
あと、もう一つ嬉しい出来事がありました。7月22日のブログでご紹介した、モーターが、毎日のように、使えない状態にされては、修理をするということを繰り返していました。今日、その犯行現場???を目撃しました。
別の同僚の先生と生徒たちでした。モーターに凄く関心を持ってくれたようで、どうすればもっと回転速度を上げられるか、磁石を2つにしたり、電池の数を増やしたり、コイルを折り曲げたりして、研究していたようです。コイルを折り曲げてしまうと、動かなくなるのでちょっと、困るのですが、・・・。関心を持ってくれることは、とても嬉しいことです。壊しても、簡単に直せるから、・・・。