訪日?

コンピュータ授業の様子

いま、パプアの大統領が、日本にいます。っと、東京で、大統領にお会いになった方からのメールで知りました。今、沖縄にいるらしいです。午後7時台のNHKニュースを見ていたら、太平洋の島々の首長が、沖縄に集まって、会議をしているようです。「島サミット」というそうです。日本の小泉総理大臣も出席しています。NHKのニュースでしか見ていないので不確かなのですが、会議の内容は、「日本の援助を増やしてください。」というものらしいです。
会議の議長は、小泉首相と、パプアの大統領が、共同で努めています。(日本の感覚では信じられないのですが、)「パプア人って、パプアのことを『大国』だと思い込んでいる人が多い。」です。つまり、「世界が全然見えていない。」です。自分の国が『小さな国』と感じるような情報は、新聞やテレビは、あまり伝えないです。冬期オリンピックでは、この国の選手が活躍できないので、一切放送していませんでした。オーストラリアのテレビ局も、自国の選手が活躍している種目しか、放送していませんでした。このあたりは、日本もそういう傾向があるとは思うのですが、・・・。
ところが、イギリスの植民地だった国々がメルボルンに集まって開催したスポーツ大会は、ずっと、放送していました。イギリスの植民地の中では、オーストラリア、カナダは、やっぱり強いのですが、パプアもそれなりに大きい国なので、それなりに上位に入賞できるのです。パプア国籍の人が、その大会で優勝すると、「世界一になった!!」っと、パプア中、「大はしゃぎ」でした。彼らにとっての「世界」とは、「イギリスの植民地だった国々」なのです。彼らにとっての世界一の国は、「オーストラリア」です。生徒の多くは、アメリカ合衆国(U.S.A.)という、国名すら、知りません。日本(Japan)は、オーストラリアに次ぐ、第2の援助国なので、知られているけれど、・・・。
写真は、コンピュータの授業の様子です。「分数の計算力」をつけるための教育用アプリケーションソフトを、使っています。問題のレベルは、日本であれば、小学校高学年であれば、間違えることがない問題ばかりです。上位の生徒2割は、ほぼ100%の正答率なのですが、のこりの生徒8割は、50%程度しか、正答できません。あらためて、「基礎的な計算力のなさ」を確認しました。ただ、お互いに相談をしながら、少しずつ「分数」を理解しつつあるようです。