飲むかなぁ?

メチルアルコール

ほぼ、理科も数学もテストが終わりつつあります。それぞれ、あと1回のテストで、成績が決まります。今週も含めて、4週で学期末を迎えます。半年が過ぎて、はっきりと問題点が見えるようになってきました。なぜ、半年もかかってしまったのか、・・・、と反省する気持ちと、やっぱり、半年は必要だったと、思う気持ちと半分半分です。昨日、看護学校に派遣されている、オーストラリアのボランティアの人と話をしていたのですが、「この国の人は、『問題がある。』ということを、直接的には言わないから、「あなたを、常に、ほめている状態でなければ、何か問題があると思った方が良い。」というようなことを、言われました。本当にそのとおりです。パプアは外国ですが、村社会なので、直接的に「あれが悪い、これが悪い。」ということは、なかなか言いません。たとえば、数学で「わからない。」と言う生徒がいても、どの部分がわからないということをつかむのは、容易ではありませんでした。「どこがわからないの?」と聞いても、「わからないところがわからない。」状態です。やっと、生徒のレベルが実感としてわかってきました。たとえば、「自分でも読めない字」を書いているために、計算間違いで、ほとんどの点を失っている生徒もいます。いくら、「計算過程はしっかりと書きなさい。」と言っても、なかなか、生徒達は実行しません。意外に難しい問題はできても、基礎的な学力が、日本からは想像できない程、不足しています。悩んでいるのは自分だけではないようです。その看護学校で教えている、オーストラリアのボランティアも、生徒の基礎的な学力の不足を気にしているようです。
ただ、最近は手応えみたいなものを感じることができています。やっと、生徒達も、言っていることを理解してくれつつあると思います。(錯覚でないと良いのですが、・・・。)
あと、生徒達の英語力は、パーフェクトではありません。発音は良いのですが、日常で使わない単語はあまり良く知らないです。逆に病名などはよく知っています。たとえば、perpendicular(垂直の)という単語を知らないために、問題が解けないこともあるようです。ある程度、難しい単語は、ちゃんと説明しないと駄目です、・・・。
写真は、メチルアルコールです。本来は無色なのですが、この国では紫色に着色してあります。たしかに、紫色だと、いかにも有毒!!ということが、わかって良いです。アルコールとか、SPIRITと、書いてあれば、間違えて飲む人がいてもおかしくありません。これなら、大丈夫。