旅行の準備?

会話集

午後から、外出するつもりでいたら、土砂降りになりました。落雷もあって、外出できませんでした。学校がお休みなので、旅行を計画しています。
何年か前に、ヨーロッパに旅行に行く時、旅行用の会話集を買ったのですが、なにげなく、見直してみました。考えてみると、パプアは英語圏なので、持ってくる必要は無かったのですが、・・・。イタリアのワインの種類だけで、20種類以上も載っているので、ヨーロッパを旅行するのであれば、必需品かもしれません。
日本のテレビを見ていると、「いじめ」のニュースが気になります。パプアは、「いじめ」がありません。自分の配属先については、喧嘩のようなものも、件数は少ないです。女子校なので、・・・。「いじめ」については、パプアから学ぶことがあると思います。
「なぜ、ないか?」ですが、簡単な話です。いじめの加害者がいれば、「出席停止」になるからです。
「出席停止」も、日本の私立学校のように、「校長一人で判断」ということはありません。「喧嘩」、「いじめ」が起きた場合、「規律委員会」というのを開きます。当事者の生徒と、親、担任、校長、そして、近隣の5、6校の校長が集められます。
大掛かりな「規律委員会」を開いて、処分することで、加害者に対しての社会の目が厳しくなるので、「いじめ」が再発しません。
ここまでを読むと、「パプアって、英国に似たシステム???、近代的???」と思うかもしれませんが、決して、そういうことではありません。こういう英国のような近代的な教育システムを採用していますが、社会は、原始的なシステムのままです。
パプアで、生徒同士の喧嘩があると、まず、生徒が、「どの部族に属しているのか。」を、教師は確認します。ココポの場合は、トーライ族という場合が多いので、どのような親戚関係になっているのかを確認する場合が多いようです。みんな、遠い親戚なのです、・・・。
「いじめ」とか、「子供の喧嘩」といっても、パプアでは、軽視できません。それが引き金になって、「部族戦争」になる可能性がゼロではないからです。ココポ周辺では、部族戦争についてほとんど耳にすることはないのですが、語学研修を行ったマウントハーゲンでは、数年前まで、部族戦争があったようです。
喩えて言うと、言葉は悪いですが、「ヤクザ社会」です。「子分」に、万が一のことがあったら、「親分」は、黙っていないでしょう、・・・。
パプアでは、子供の喧嘩でも、「規律委員会」という、ある意味では、裁判に近いことをやって、白黒をはっきりつけて、「喧嘩」、「いじめ」が、再発しない仕組みになっています。
「いじめ」とか、「喧嘩」に対する、同僚教師の技量は、大したものだと思います。