総崩れ?

オペラ座の怪人

最近、ニュースで、気になっていることがあります。パプアニューギニアは、元々治安が駄目だったのですが、フィジーや、トンガまで、駄目になっています。フィジーについては、昨年12月、在フィジー日本大使館の人から、聞いていたのですが、トンガまで駄目になるとは、・・・。
オーストラリア、この1年半に、何カ国に軍隊を出動させているのだろう???東ティモールをはじめとして、トンガ、・・・。日本に住んでいたときは、「少数民族が、独立を求めてるのは当然。」みたいな漠然としたイメージがありました。パプアでも独立運動はあるのですが、少数民族の側は、独立した場合の「メリット」しか見えていなくて、「デメリット」のことは、全然考えていなということが、気になります。しかも、自分たちの実力を、相当、過大評価しています。
フィジーで起きているような、「地元住民達が自分達は正当な地主であると言い、証明となる書類も示さずお金を要求した。」(太平洋諸島ニュースより引用)というような事例は、ラバウルでは日常茶飯事で、むしろパプアで観光する際、当たり前のことになっています。「ランドオーナー」と称する人物が出て来て、海岸で泳いでいると、入場料を請求される場所もあります。ココポに派遣されていた観光隊員は、「入場券」と「領収書」を、発行するように、助言と、お願いをしたそうですが、結局、改善されていません。派遣されていた観光隊員は、ラバウルに見切りをつけて、マダンに任地変更して以来、ココポ、ラバウルには、派遣されていません。日本人観光客は、素直に払っているので、大きな問題にはなっていないのですが、・・・。
「オーストラリアの統治が駄目すぎ?」っと、一言で片付けてしまえれば簡単なのですが、フランスから独立をせず、徐々に自治権を拡大しているニューカレドニアですら、少し間違えれば、同じような問題を抱えていたと考えられます。
パプアニューギニアに関しては、よいニュースが多いようです。「メリルリンチLNG開発に参画か」といった、景気の良いニュースが続いています。「国の借金も、着実に減らしている。」という報道もあります。どちらも資源価格高騰という外的要因によるものです。
今日は、生徒達に、「オペラ座の怪人」という映画を見てもらいました。パプアの子供達に、この映画は、難しすぎたようです。「正義」と「悪」がわかりやすい映画ではないので、理解できていないです、・・・。映画では、「怪人」を、単なる「悪人」としては、描いていないのですが、それが分からないらしいです。複雑な心情を理解するということは、できないようです。
写真がその様子です。たった1台のテレビを、かなりの人数で見ています。グレード9の寮生だけでこの人数で、グレード10の寮生がいれば2倍、通学生も加えると4倍の人数になります。この人数は、いつもより少なめです。

太平洋諸島ニュース

screenshot
http://www.pic.or.jp/news.htm