メール教室?

メール教室の様子

授業終了後、先生達を対象に、2回目の「メールの使い方」教室をしました。前回は、頼まれたので、個人的に教えました。今回は、学校の勉強会(インサービス)としてです。本当は、沖縄の研修へ行った同僚の先生が、講師をする予定になっていました。結局、自分が講師を引き受けることになってしまいました。
なぜ、そうなったか?ですが、「雇用制度」と関係があります。パプアでは、学校の先生(公務員)といえども、制度的には、「終身雇用」になっていません。現実的には、先生の数が不足しているため、配属先の学校を選ばなければ、職を失うことはありません。ただ、パプアで、転勤って、とても大変なことです。地域によっても、住む民族が違います。生活水準も、全然違います。
日本の研修で能力を付けた先生は、「できるだけ他の先生に、習ったことを伝える。」のではなく、「できるだけ、習ったことを伝えない。」ようにします。その方が、自分が解雇されるリスクを減らすことが出来るのです。で、その先生のインサービスでは、「使い方を教える。」のではなく、「インターネットとは〜。」みたいな、あまり実践的ではない話に終始していました。
先生達も、いつまでたっても、日本へ研修へ行った先生は、先生達の勉強会(インサービス)で、教えてくれないので、日本人のボランティアである自分が講師をすることになったのです。
今日の勉強会(インサービス)の開催は、日本へ研修へ行っていた先生抜きで決まってしまいました。まあ、決まったことは仕方ないと思い、引き受けたのですが、結果的には良かったです。日本へ研修で行った先生は、遅刻して慌てて、コンピューター室に入ってきました。「沖縄の研修で習ったので、使い方を教えられる!!」ということを、行動で示してくれました。まあ、パプア人同士のコミュニケーションの方が、英語だけでなく現地語も使ってコミュニケーションできるので、わかりやすいと思います。自分の説明だけではなく、その先生の説明にも熱心に耳を傾けていました。
それにしても、コンピューター室内のメール交換なのに、「なぜ、こんなに熱中できるの???」と、こちらが不思議に思うほど、真剣に取り組んでいました。mailサーバー、大活躍です。写真は、その様子です。
地震の件で、Moeable Typeから、リンクを貼ってもらっていました。昨年、ダイビングのために、ラバウルへ来たことがある人らしいです。ココポに住んでいるのに、まだ、2回しかダイビングへ行っていないです。もったいない、・・・。