ひろう「紙」?

折り畳まれた段ボール箱

今日は、自宅の掃除をしました。二層式洗濯機の段ボール箱を捨てることにしました。パプアの人は、日本人がどんな買い物をしているか?とっても興味があるようです。買い物から帰ってくると、「今日は、何買ったの?」とか、聞かれることもしばしばあります。もう、6ヶ月以上も前に洗濯機は、買って使っていたのですが、段ボール箱を捨てられないでいました。というより、洗濯機を買ったことをしばらくナイショにしていました、・・・。洗濯機を買うことで、「日本人は、お金持ち!!」と思われたくないということもありました。
1年近く生活をしていてわかったのは、自分の周りのパプア人に関しては、洗濯機を買うお金がなくて、手洗いをしているのではないということです。洗濯機は、近所の人たちにとって、それほど購買意欲を感じないものらしいのです。まわりの先生は、洗濯機の4倍の値段がするデジカメを持っていたりします。でも、洗濯機は使っていない、・・・。もちろん、洗濯機を盗まれそうになった隊員もいるので、洗濯機を欲しいと思うパプア人もいるはずですが、・・・。
いよいよ段ボールを、ゴミ捨て場へ持って行こうとしたそのとき、お隣さんから、「その段ボール、捨てるのだったら、ちょうだい!!」、「本を入れるのに使うから。」と、一言、・・・。まさに、「捨てる神があれば、拾う神もある。」です。自分にとっては、必要の無い段ボール紙(かみ)だけれど、もらってくれる人がいて、よかった。内心、「洗濯機、ちょうだい。」と、おねだりされたらどうしようと思ったのですが、杞憂でした。
写真は、お隣さんのベランダに置かれた段ボール箱です。来週、出身の村へ持って行くそうです。