嵐の後?

テストの書き込みを消している様子

共通テストの採点が終わり、おおよその平均点がわかりました。まだ公式発表はありません。英語の点数が3年連続で落ちているのだそうです。グレード11に進学できる生徒の割合は、昨年よりも低くなりそうです。6割から7割の点数をとれば、かなり確実で進学できるのに、ほんのわずかな点数の差で、昨年よりもずっと少ない生徒しか、進学できない見込みです。昨年は6割が進学できたが、今年は4割くらいしか進学できないと、同僚の教師は予想をしていました。厳しい現実です。
近隣の学校に行ったときに気がついたのですが、ココポ地区の生徒の英語力は、かなり弱いです。ある学校では現地語が飛び交っています。ココポ地区内の他校と比べてOLSHの生徒は、英語力が抜群に高かったらしいのですが、その校風も年々弱まっているようです。
とりあえず、テスト結果について教師陣はかなり深刻に受け止めています。たぶん、来週から相当、授業スタイルを変えることになると思います。グレード10の授業コマが、そのまま授業準備に使えるし、これまでは、ノートチェックなどもあまりできていなかったのですが、かなりきめ細かく見ていこうと思います。ちなみに、理科と数学の平均点はどちらも、昨年よりもあがっています、前任者の努力が大きかったのではないかと思います。
写真は、共通テストのテスト用紙の書き込みを、消しゴムで1枚1枚消しているところです。来年、模擬試験の代わりに、本物の過去問で、リハーサルを行うので、そのときに使う準備です。
最後に、ちょっとフォローしておきます。英語力についてですが、この国の旧宗主国はオーストラリアです。ココポ地区は英語力が弱いと言っても、同じ学年の日本人の生徒と比べると、圧倒的に高い英語力があります。