大爆発?

チャリティーのページ

このブログのアクセス数が、爆発的に伸びています。たぶん、あと1日くらいで、元に戻ると思いますが、・・・。原因は、フジテレビが、パプアニューギニアHIV対策チャリティーを行っているためです。昨日、今日と、関連の番組が放送されました。録画したものを見ました。
番組自体は、「発展途上国=経済的に貧しい」というステレオタイプな扱い方を、若干感じました。それでも、ずいぶんと、他の番組に比べるとパプアの現状を、ありのまま伝えてくれた番組でした。アナウンサーの人柄がよく伝わってきました。
番組では、あまり触れられなかったのですが、パプアは、物質的には豊かな国です。パプア人と話をしていると、「日本はテクノロジーの国で何でもあるけれど、パプアは、人間が素晴らしい。」というフレーズが出てきます。現実は、まったく逆です。日本は、資源をほとんど輸入に頼っています。モノについてはほとんどなく、人間が生み出す付加価値しかない国です。日本は、人間が素晴らしい国だと思います。帰国して感じるのは、やっぱりパプアの問題は、「人間が駄目」という1点にあります。
番組のなかでは、オブラートに包んだ表現でしたが、ホームページでは、率直に書かれていたので、とても共感しました。
パプアのJICA関係者は、アフリカのマラウイに行っていた人も多いのですが、「食べ物については、(マラウイと比べ)何でもある。」ということを、よく聞きました。「でも、マラウイは、人間が素晴らしいから、またマラウイで活動したい。パプアは豊かすぎる。」という言葉も聞きました。自分に出来ることの限界を常に感じた2年間でした。以下引用です。

去年、アフリカ・マラウィ共和国を取材しながら絶えず感じたのは、「幸せは物で満たされることだけではない」ということでした。世界でも指折りの最貧国でありながら、皆「幸せです。私には家族がいるから」と即答する姿に、私自身たくさんのものを受け取ったように思います。
 それに比べ、パプアニューギニアは、事態がさらに混沌としているような気がします。なにしろ、HIV感染者の方々にインタヴューすると、皆涙を流すのです。これには最初驚きました。(佐々木アナウンサーのコメント)http://www.fujitv.co.jp/fujitv/news/pub_2007/07-141.html

今回は18日間にわたる取材でしたが、『この国は、もったいない・・・』が心からの想いです。
今回は、首都ポートモレスビー、山間部の町マウントハーゲン、北側にある海沿いの町ウェワクを取材しましたが、まだまだ開発されていないせいもあり、空はどこまでも青く澄み渡り、白い雲とのコントラストの景観は心を洗われました。また、海の透明感と沈みゆく夕日の美しさ。日本とは一味違う南の楽園といった感じを受けました。
しかし、町の中に眼を転じると、あちらこちらに働き盛りと思われる男性が何をするわけでもなく集団で佇んでいる姿を眼にしました。PNGユニセフの関係者に話を聞くと『彼らは何もせず、一日中ああしているんです。』との返答。更に、「パプアニューギニアには、『ラスカル』(名前はかわいいのですが)という強盗団が急に出現します。ラスカルは普通の人と区別がつきにくく、治安が悪いので安心して生活できません。」と教えてくれました。(FNSチャリティキャンペーン推進室 田中亮介)http://www.fujitv.co.jp/charity/report2007/repo01.html

FNSチャリティーキャンペーン

screenshot
http://www.fujitv.co.jp/charity/top.html