エイズ対策?

昨夜の番組

この国のHIV問題は、かなり深刻な状態です。「どのくらい深刻か?」については、「クリントン元大統領が、わざわざ、来るくらい深刻。」という表現が、一番分かりやすいと思います。イギリスのBBC放送などを見ていても、ときどきパプアニューギニアHIV問題は、取り上げられています。写真の左手前が、クリントン氏です。昨夜、パプアニューギニアの地上波EM TVで、放送していました。パプアニューギニアで撮影したものではなく、MTVが作ったものを、EM TVが購入したらしいです。
今日は、同僚が、パワーポイント形式のデータを見せながら、生徒達にエイズ対策についての講話をしました。この国が「カトリック」であることが、対策のネックになっていると、はじめて実感しました。「科学的には、完全な間違い。」である内容を、何点か説明していました。この国でHIV問題に対して、ちゃんとした教育を行うのは難しそうです。「母子感染」については、同僚、全然知らなかったみたいです。当初、パワーポイントを「ビデオCD」に変換しておいたものを見せながら、同僚が説明するという予定でした。「文字があまりに、読めない。」というクレームがあったので、プロジェクターを、使ってもらいました。プロジェクターを使うとか、そういうことは、修得が早いです。定着しないのは、エイズに対する「事実に基づいた知識」です。難しい、・・・。
USBメモリーの値段が、かなり下がっていて、持っている人がかなり増えているようです。「YouTube」からダウンロードしたと思われる動画が、USBメモリーを媒介にして、出回っています。出所は、パプアニューギニア大学の知人だそうです。大学では、インターネットが常時接続なので、動画のダウンロードも、可能らしいです。

HIV対策について説明をする同僚