習慣?

レジカウンター

習慣や慣習を変えるって、人間にとってむずかしいことなんだなぁと、感じることが多いです。先進国から、新しいモノを、途上国に持ってくる場合、本当に途上国の人が使いこなせるものなのか、なかなか予測がつきません。
日本を離れて、しばらく経つので、今の日本で、どうなっているのか、自信がないのですが、日本のスーパーマーケットの場合、買い物をすると、買い物かごを、レジカウンターの上にのせて、支払いを済ませると、別の買い物かごを受け取って、自分で袋詰めする仕組みになっていたと思います。
米国の場合、巨大なショッピングカートで買い物する場合が多く、コーラとかも、何ダース分も、段ボール箱ごと購入したりするので、・・・。レジでは、ショッピングカートから、自分で商品をレジカウンターに、一つずつ置いて、支払いが済むと、袋詰めは店の人がしてくれて、その袋を、ショッピングカートに入れて、カートをそのまま駐車場にある自分の車の脇まで押していくスタイルが主流だと思います。
どちらにしても、それなりの合理性があります。日本でも、袋詰めしてくれる店が増えているかもしれませんが、・・・。パプアの場合、(というより、ココポの場合、)合理性が無いなぁ〜って、感じます。
ショッピングカートで買い物する人、オーストラリア人くらいなのに、欧米式の、自分でレジカウンターに、一つずつ置いて、袋詰めは、店の人がしてくれる方式です。袋詰めしてくれるのはうれしいのですが、かごから、商品を、レジカウンターに移すのが、結構、面倒なのです。
パプアの人は、買い物かごを使わずに、両手で持てる位を目安に買い物をしている人が結構います。そういう人にとっては、合理的だけれど、・・・。レジ周辺には、商品が山積みになっていて、買い物かごを置くところが決まっていません。お客の動線について、全然考えられていない、・・・。
昨年の12月、オーストラリア旅行へ行ったことを思い出しました。オーストラリアでも、基本的には欧米式なのですが、自分が買い物したWoolworthsというスーパーマーケットは、ちょっと違いました。高層住宅に隣接していたので、1週間に1回まとめてショッピングカートで買い物するというより、毎日、買い物かごで買い物するというお客が多そうな店でした。その店では、買い物かごを、レジカウンターに置くと、会計してくれるというスタイルになっていました。しかも、米国のスーパーマーケットのように、レジカウンターに二人ずつ配置されているのではなく、一人で、会計も、袋詰めもこなしていました。すごく合理的です。買い物かごの中から商品を取り出して、バーコードで読み取った商品を、そのまま、袋の中へ入れていくのです。そのための、ちょっとした「道具」がありました。袋を開いた状態にするためのもので、単純な作りでした。
パプアでも、あの「道具」さえあれば、オーストラリアのようなサービスができるのではないか?っと、ず〜っと、思っていたのですが、パプアのレジカウンターを何気なくみていると、オーストラリアで見たものと、ほぼ同じ道具が、設置されていることに気がつきました。使われていない、・・・。
写真の手前、白い針金のが、その道具です。オーストラリアでは、こちら向きではなく、レジカウンターの人向きに設置されていました。このスーパーマーケット、経営者はオーストラリア人なので、モノは持って来れるということですね、・・・。ただ、「サービス」を持ってくるのは、むずかしいみたいです。ちなみに、POSシステムを、使っています。こういうものは、(表面的には)使えるみたいです。

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http://nihon.at.webry.info/200509/article_9.html