必須では？

現地語の語学訓練期間中です。何も無いところなので、暇を持て余しています。スタッフの人に勧められて、Black Harvestや、Joe Leahy'sというシリーズ物のドキュメンタリービデオを、マウントハーゲンに来て、2週目くらいに見ました。あと、First Contactという、ドキュメンタリーも見ました。これが一番有名なドキュメンタリーだと思います。他に何か無いかと改めて聞いてみたところ、Stolen Momentsという、滞在しているロッジのオーナー（マギー）が作ったというビデオがあるというので、見ました。内容は、完全な「（制作者の）自己満足ドラマ」でした。ちょっと、がっかり、・・・。だから、薦めなかったのか、・・・。
さて、Black Harvestと、Joe Leah's Neighbours というドキュメンタリーなのですが、絶対お薦めです。というよりも、パプア隊員は、必須で見るべきではないでしょうか？ここのマウントハーゲンのすぐそばのコーヒー畑が舞台になっているのです。つい、５年、１０年前までは、部族間で戦争をしていて、ライフル銃で打ち合いをしたり、個人の住宅の焼き討ちをしていたらしいです。そのころには、協力隊が来ていたと思うのですが、どうしていたのだろう？？？
ほんとうに、いろいろなことを考えさせられる、ドキュメンタリーでした。滞在しているロッジには、ヘリポートがあって、お金持ちが遊びにくると聞いていたのですが、Joe Leahy も遊びにきていたようです。Joe Leahyと、Joe Leahyも、マギーも、オーストラリア人と現地の人とのハーフで、お互いに共通を悩みを持っていたようで、仲が良かったそうです。（と、マギーの娘さんから聞きました。）
ビデオを見ていると、彼は本当に可哀相に見えます。ビデオは、彼が破産をして、プランテーションのコーヒー畑を売り払って、オーストラリアへ逃れるというところで終わっていました。ただ、現実には、オーストラリア国籍は取得したものの、数年後にパプアに戻ってきたそうです。しかも、ドキュメンタリーの中ではコーヒー畑をすべて売り払ったと紹介されているのですが、いまでも広大なプランテーションを持っているそうです。Joe、本当に「したたか」です、・・・。
（2005/10/23記入）