電解コンデンサ問題?

パソコン修理店

生徒用の18台のコンピューターのうち、7台が、動かない状態になっています。原因は、昨年6月16日のブログにも書いた通り、電解コンデンサ(capacitor)の不良です。
前任者の頃は、業者に修理(らしきこと)をしてもらっていたようです。自分が、配属して間もない頃も、学校から業者にお金を払って、修理(らしきこと)をしてもらって、一時的に使えるようになりました。
本当に修理されているのか???疑わしかったのですが、「多少、不安定な症状が改善されているかも???」と、深くは追求しませんでした。日本であれば、「詐欺(さぎ)」です。校長に、今日、話を聞いたところ、1台あたり、100〜500キナ(約4000円〜20000円)を、修理代として、支払っていたようです。
昨年から、3台程動かない状態であったので、学校の秘書さんに業者に修理をしてもらうようにお願いしていました。ところが、さっぱり、どこの業者も修理に来ないのです。
「なぜ、来ないのだろう???」と、本当に修理業者に依頼しているのだろうか?と、不思議だったのですが、依頼していることは間違いないことを数日前に確認しました。その謎が、今日、解けました。ココポには、「修理できる人がいない!!」のです。
つまり、そもそも「修理不可能」だったのです。はじめのうちは、しばらく電源を繋いでおくと、症状が緩和されるので、「直ったかな???」と、思わせることができるのです。
正確に書くと「ココポには、コンデンサーの購入ルートがない。」のです。日本であれば、東京の秋葉原か、大阪の日本橋、名古屋の大須、で、簡単に買えますが、・・・。
まず、「Able コンピュ−ター」という、パソコンショップの修理部門に聞いてみたのですが、担当者は、「電解コンデンサ問題」を、ちゃんと知っていました。「コンデンサーの交換は、当店ではできない。」、「同じようなマザーボードは、今は販売中止になっている。」、「よって、修理不可能。」とのことでした。たしかに、新しいマザーボードを購入してもソケットの形状が違うので、使えません。なるほど、・・・。
次に、ケーブルテレビの会社が、テレビの修理を行っていることを思い出して、テレビのコンデンサーが壊れた場合、どこで買っているのかを聞きに行きました。技術者に聞いたところ、「コンデンサーが壊れているテレビは直せない。」のだそうです。いつも、その人は、テレビを直しているので、コンデンサーの取り替えとかは、しょっちゅうやっているものと、思い込んでいました。どの部分が壊れていることが多いのかと聞くと、「ほとんどが断線。」なのだそうです。つまり、半田ごてで、断線部分を繋げば直ります。その程度の修理しか、ココポではできないのです。
可能性としては、「ブライアンベルで特注」ということも考えられるですが、注文してから、オーストラリアから取り寄せるので、任期が終わってしまいます、・・・。
とくにL1〜L5と、ネットワーク名を付けているAON製のマザーボード(MX36LE-U)が、駄目で。5台中4台が、起動しません。のこる1台も不安定です。筐体を開けて確認したところ、ほぼ、すべてのマザーボードに、破裂しつつあるコンデンサーを確認できます。
このままだと、後任が来る頃には、過半数のコンピュータ−が動かない状態になっています。後任の任期が終わる頃には、ほぼすべてのコンピューターが起動しなくなっているでしょう。AON製のマザーボード(MX36LE-U)については、問題は、各ボードの7つのコンデンサーです。1個70円で日本では購入可能です。つまり、日本であれば、1台500円以下の材料費で修理可能です。そもそも、日本であれば、中古パソコンが数千円で買えるので、修理せずに中古パソコンに買い替えていると思いますが、・・・。写真は、ケーブルテレビの会社の隣のパソコン修理も行う会社です。お休みでした。