住居難?

学校の前の店

この国には、不思議がいっぱいあります。日本にいるときから、どうやら、ココポでは、「米が買えるらしい。」とか、「キッコーマン醤油とかも普通に売っている。」とか、「出前一丁も売っている。」ということは、知っていました。でも、GNPとか、GDPとか、いろいろ考えると、どうしても本当とは思えませんでした。百聞は一見にしかずで、こちらへ来て、「ああ、本当に売っている〜。」と、初めて納得しました。
あと、よくわからないのが、ホテルの値段です。この国の物価水準や、給与水準を考えると、信じられない程、割高です。とにかく、供給が極端に少ないため、値段が高くてもやっていけるようです。
それから、住宅についても、同じようなことが言えます。まず、パプア人で、家をお金を払って借りるという人は、なかなかいません。借家というのは、外国人に貸すことが前提になるため、家賃もそれなりの金額が設定されています。この国は、治安の問題があるので、安全面も考えて住宅探しをする必要があります。自分の場合は、学校内の職員住宅に住んでいますが、他の隊員は、住宅で苦労している人が多いようです。
ちなみに、この国で、お店を経営している人は、外国人が多いのですが、店が1階で、2階に住んでいたりします。写真は、その一例です。1階がお店で、2階は住宅の窓のみが見えます。玄関がどこにあるのかは、防犯対策上、わからないようになっています。